札所1番・四萬部寺(しまぶじ)
6月7日(火)午前9:25分の西武秩父駅発のバスに乗って1番を目指す。やや興奮していたのか、朝5時半に目が覚めたおかげで、7時27分の池袋発普通電車に乗って、9時11分に西武秩父に到着。最初は10時32分発のバスに乗るつもりだったので、かなり早い行程となった。
定峰峠入口行きのバスにのりで四萬部寺に近いバス停栃谷まで行く。バスの乗客は、僕を入れて3人。地元の人はいないようで、一人は白のスーツの女性で仕事でやってきた様子。バスに乗った瞬間から何やら小声でぶつぶつ言っている。営業トークの練習みたいだった。もう一人はリュックサックを持ったあきらかに巡礼に行こうとする女性だった。
田舎のバスの雰囲気が満載という感じだ。秩父市街から田んぼや山の見える景色に変わっていくが、途中誰も乗車してこない。3人のままバスは進み、10分ほどでスーツの女性はぶつぶつ言いながら降りていった。さらに20分ほどで栃谷に到着。僕ともう一人の女性は降りて、バスは運転手以外誰もいなくなる。バスのビジネスは難しい。
栃谷から歩いて5分で四萬部寺。まずは山門で一礼。お参り前に本堂横で納経帳(”のうきょうちょう”と読むと注意された。”のうけいちょう”と言ってしまったから)を1500円で購入。秩父巡礼用で34番までのページが揃っている。ここにご朱印をもらって、全部そろえばめでたく結願となる。わげさも1000円で購入。お遍路さんのユニホームともいえる白衣(またの名をおいづる)は、やはり照れがあって、着る気になれないので今回はパス。ずた袋、すげ笠も今回は予算の都合でパス。ちなみに全部揃えると、10000円くらいの出費となる。シニアの巡礼者の方々は結構、気合のはいった白衣姿だ。僕もいつかあのレベルに達したい。ついでに巡礼用の地図やお寺案内なども一緒にもらって、準備完了。お店のおばちゃん曰く、最近は外国人の巡礼者も増えているとのことだ。「もー身振り手振りよ」とうれしそうに話していた。外国人観光旅行は秩父にまで及んでいるようだ。
次に本堂でお参り。納経帳に掲載されている般若心経を読み上げるが、お寺の周囲はあまりにも静かで、自分の声が響いてしまうのに照れがでる。バスに乗っていたスーツの女性とほぼ同じぶつぶつでお経終了。ここまでお寺到着後5分くらい。バスで来ているので、全然疲れてもいない。巡礼のスタートとしてはあまりにもあっけない感じだが、とにかく2番をめざそう。
1番さんはこんなお寺
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