札所16番・西光寺(さいこうじ)

もう9月なのに、いまだに8月7日の巡礼を書いている。この日のあとまだ巡礼できていないので、まだ半分近くある。距離にすれば半分以上だろう。今年中に結願できるかどうかは不明だが、紅葉見ながら結願したいものだ。

15番も順調に終えて、快調に16番への道を歩く。800 mほどの距離なのですぐなのだが、番場通りや秩父神社など見どころが、あちらこちらにある中々魅力的なルートになる。

番場通りは最近よくテレビにでてくる昭和の雰囲気が楽しめる商店街だ。僕も小さい頃からよく行った場所だ。やはり街も年をとっていくわけで、昔あった映画館などなくなってしまったが、お饅頭やさんとか洋服やさんなどはまだ健在のようだ。シニア向けになっている商品展開が多く見られるが、お客さんはけっこう若い層だ。西武鉄道のコマーシャルのおかげだろう。昔はこんなコマーシャルは絶対やらなかった西武だが、海外の株主に会社の価値を高める努力を怠っていることを指摘されてから、けっこう努力を目立つようにやるようになってきた。


お饅頭をひとつ買って、西光寺を目指す。もうそろそろお昼時なのでどこかレストランにはいってもよかったが、実は行きたい場所があって、それは16番の先にあるので、ちょっとがまん。

16番は面白いお寺さんで関東八十八か所の仏像が展示されている。ここを通り抜けると八十八のお寺さんを巡礼するのと同じ功徳が得られるのかもしれません。しかしきちんとした歴史があるので、それは理解したほうが良いだろう。


それぞれのお寺さんの歴史はいろいろ違っていて、なかなか面白い。もちろん震災や戦争、維新などで大変な時期があったのだが、それを乗り越えて現在に至り、お寺として親しまれているのは興味深い。信心深くなるのも分かる。


秩父札所巡り記

秩父の札所巡りをしています。季節によって変わる景色の中にあるお寺さん。 変わる自然と、変わらない歴史。 34のお寺をお参りすると、自分の中にいろんな想い出を作ることができるようです。

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