札所21番・観音寺(かんのんじ)
20番からは荒川の対岸となり、長尾根を東から西に歩いていく形になる。やや高い位置から川を挟んで秩父市街を望める気持ちのいい場所だ。奥には武甲山がそびえる。
昔はこのあたりにはあまり家はなかった。たぶん町の中央まで遠いのと、道や交通機関もそれほど発達していなかったかもしれない。今は住んでいる人が多いようだ。新しい家で若いファミリーも見られる。景色の良さは快適な住環境ということだろう。
ここを歩くのは2014年の8月以来だ。暑い中での歩きもまた楽しかったが、サンダルで歩いたため足の甲を痛めてしまい、しばらく歩行困難となった苦い記憶がある。すべからく経験だと思う。経験ある人がどんなに口をすっぱくして言ってくれても、自分の経験に勝るものはない。辛いこともあるので、経験したもの勝ちとは言えないが、教訓を得るためのベストな先生だといえるだろう。
20番から21番は結構近い。10分ちょっと。この辺はまだ大丈夫だが、巡礼道は山の中にはいってくるので、道しるべを見逃すと後が大変になってしまう。江戸時代に造られた道しるべが有難い。
111時40分ごろ21番に到着。誰もいない本堂でお参り。周囲に人が見えないので、心もちお経の声も大きくなる。ご朱印もらって次に出発。今日は25番までいけるだろうか。
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