札所25番・久昌寺(きゅうしょうじ)

2017年7月31日は晴れて朝からとても暑い。池袋発8:37分の急行に乗って、途中飯能で乗り換えて10時半前に西武秩父に到着。ちょっと急いで10時30分発の久那先回り・花見の里方面(N2)バスに3番乗り場から乗る。乗客は2名だけ。

この日は25番から27番の3寺巡礼を予定。25番以降は歩く距離も増え、奥の院があるお寺があるなど、けっこう面白さ満載のお寺が増えるので、ゆっくり行って長く滞在して、お寺の雰囲気をより深く味わう作戦だ。さらに田舎にはいってくるので、レストランなども探しにくくなる。このため一日に5~6か所巡礼するのは忙しくなってしまう。

今回は月曜日でレストランは結構お休みのところが多いため、あらかじめコンビニおにぎりを3個持参。

前回は2月に24番まで終わっていたので、ほぼ半年ぶりとなった。本当は24番からの巡礼道・久那みちで行くのが楽しいのだが、時間の都合も考えて25番近くの久那で下車して5分ほどで25番到着。青い空と緑の田園が美しい。

25番付近の景色は爽快だ。晴れていればだけど。2月に24番で終了したのはこうした景色が見たかったからだ。予定では5月の新緑の季節に巡礼したかったが、3月に新車を購入してしまってからしばらく車に依存してしまい、巡礼は後回しとなった。昨年の8月に始めた巡礼だが、今回ももう少し時間がかかりそうだ。

25番は山のほうに進んですぐのところにある。お寺の前に沼?池?があって風情のあるお寺だ。一番上の写真の本堂は、納経所から少し離れた場所にあり、ちょっとわかりにくいが、山門をくぐってすぐ右手にあるのが本堂で、池を超えて反対側にあるのが納経所。

下は納経所。


久しぶりにお経を唱えると声が小さい。25番には竹の杖がいくつかあって、前回の巡礼の際は一本ここでお借りした。今回はそれを返してお礼を述べた。最近の巡礼はきちんとした杖を持っている人も多いが、いずれにせよ山道は杖があると便利だ。

残念だが、荒川の北側の長尾根みちはここで終わりとなり、また荒川を渡って反対側の武甲山方面に歩くことになる。長尾根みちはやっぱり気持ちいい。しかし蛇もでるので、いやな場合は冬時に歩くのもよいかもしれない。


納経所でご朱印をいただく。ここのご住職は優しい顔をされている方で、「暑いからお気をつけください」と優しい言葉をかけてくれる。昔、ご朱印とか巡礼で使われる言葉(ぴんずるなど)の意味を尋ねたらとても丁寧に教えていただいた。自分の中ではベスト3に入る気持ちの良いお寺さん。


秩父札所巡り記

秩父の札所巡りをしています。季節によって変わる景色の中にあるお寺さん。 変わる自然と、変わらない歴史。 34のお寺をお参りすると、自分の中にいろんな想い出を作ることができるようです。

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