札所27番・大淵寺(だいえんじ)
26番が思ったより早く終わったので、お寺の前にある休憩所でお昼ご飯。この日はコンビニおにぎり3個。近くに自動販売機が見つからなかったため飲み物は持参の水だけ。小学生の頃の遠足より貧弱だ。とはいえ強烈な日差しですでに疲れ始めていたので、ごはんはとてもおいしかった。休憩所は住宅地に隣接している形だが、木々に囲まれ日陰はけっこう涼しい。田舎の夏はこういうものなのだなとつくづく感じる。東京だと日陰でもエアコンの室外機で街中暖められている感じがする。無言でおにぎりをほおばる。セミが凄まじいが、この暑さによくマッチしている感じがする。今年食べた外ご飯の中でもとてもおいしく食べられたご飯だった。
休憩所はこんな感じ。
おにぎり3個はけっこうお腹にたまる。しかし2個だと確実に足りない。お腹のへった感覚は昔と同じだが、だからと言って昔と同じ量食べられるわけではない。時々晩ごはんになってもお腹がへらないこともある。
しかし巡礼では自分が考えているより体力を使うと思うので、炭水化物をしっかりとっておくのは重要のようにも感じる。あっという間に12時半ころには食べ終わり出発する。
26番から27番は1.4 kmで約20分ほど。けっこう近い。案内どおりに住宅地を通っていけばあっというまだ。左手は琴平丘陵でなんか山が近い感じ。ここはハインキングコースだが、夏場だとうっそうした山道になり本格的な装備で歩いたほうがよい。26番の奥の院がある道にもなるが、いぜんTシャツと短パンでいったら、なんか得体のしれない虫が足についていた。
ほかのお寺さんもそうだが、ここの境内にも誰もいない。平日だとそんなものなどだろう。
本堂奥にある月影堂。静かなたたずまいで思わず長居したくなる。セミのコーラスが激しく、そこに身を置くとまるで別世界にいる感じになる。何も考えずしばしたたずむ。とてもリラックスできる。
この日はここでおしまい。巡礼もここまでくると、残りをどのように歩くかプランが必要だ。次回は28番から30番までの3か所の予定。その次の31番は30番から18 kmあるので、歩くとすれば半日の行程となり、その先の32番も相当距離がある。バスも1時間に1本程度と考えると31番にはバスで行くほうが良い。次回も29番から30番は1時間くらいかかるので、31番まで行くのはちょっと難しい。車でいけば効率的に回れるが、それはすでに経験済みだ。今回の巡礼は歩くほうが目的なので、少な目のお寺さんをゆっくり巡礼することにする。
27番から歩いて10分ほどで秩父鉄道の影森駅まで戻り、13時28分の電車で御花畑駅にいって、西武秩父駅に歩いてもどる。そして14時8分発の電車で東京に帰った。
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