札所29番・長泉院(ちょうせんいん)
28番から29番までは1.9km。30分程度。28番の滞在時間は約10分でご朱印をもらって29番を目指す。11月後半だと巡礼者はあまりいないようで、ご朱印所も常に誰かがいるわけではない。呼び鈴を鳴らして出てきてもらうことも度々ある。
浦山口駅までやや戻り駅の手前を左に曲がってあとは道なりにまっすぐ進む。道案内のサインもまばらではあるが、道に迷いそうなポイントにあるのでまだGoogleマップを見なくても歩いて行ける。11時半前なので29番を終えたらお昼ごはんの予定。札所巡りも後半に入るとお寺の滞在もお寺間の移動もかなり慣れたもので、周囲の景色も十分に楽しみながら歩くことができる。とは言え1日に3~4か所しか巡らないので、時間的に余裕があることは明らかだ。
途中浦山ダムが見えてくる。写真だと分かりにくいが日本屈指の大ダムということで放水しているシーンは中々見応えがある。高さが150メートル以上あるので、よく下から上までトレーニングで階段を駆け上がろうとして、途中で疲れ切ってしまう人を見かける。ただ巡礼ではさらに高い山を登るお寺さんがこのあと控えている。
このダムが見える橋を渡るとすぐ29番がある。長泉院はけっこうお庭に気を使っているお寺で、枯山水ともみじの組み合わせが美しい。秩父市街と違って敷地も広いため、庭もさらにきれいに見える。天気が良ければもっときれいだろう。
見事なもみじで、夜はライトアップしている。ほんの少しだけ、とお寺の人は言っていたが東京と違って大勢が押し掛けることもないので、とてもロマンチックであることは間違いない。
誰もいない本堂で般若心経を大声で唱えて29番を後にした。
0コメント