札所31番・観音院(かんのんいん)
2018年2月26日、池袋7:57発の西武線で秩父に向かう。前回の巡礼から早や3か月。今回はクライマックスともいえる札所31番と32番を目指す。なぜか、両方のお寺さんとも山の上にあり、奥の院などもあり十分なパワーをいただける場所だからだ。その分は歩くのは大変だが、その価値があるお寺さんである。
西武秩父には9:40過ぎに到着。仕事でもないのに朝早くから2時間近く電車にのるのはやや疲れたが、天気も良くきれいな青空が広がっていたため、すぐにウキウキした気分となる。
10:05発の西武観光バス(小鹿野線)に3番乗り場から乗り、終点の栗尾を目指す。バスには2人だけ。明らかに巡礼をしている女性だ。途中、多くのお寺があるが最後まで一緒だった。11時少し前に到着。栗尾のバス停から31番までは早歩きで約30分ちょっと。前回の巡礼で極端に早歩きをしたため、右足を痛めたことを教訓に、普通に早歩き?とした。時速3kmを超えると歩きとは言え、けっこうな運動量になる。健康にもよいのだが、この日は結構暖かく、すぐに上着は必要なくなる。
31番までの道は軽い登りで、途中にお蕎麦屋さん、水子地蔵の地蔵寺を通り過ぎていく。トンネルを過ぎてしばらく行くと31番の山門が現れる。そしてそこから急な階段を上る山登りとなる。
かなり息が切れるが、観音院は山の頂上ではなくやや手前にある。石の壁、滝、摩崖仏、2千年前の地層など他のお寺さんでは見られないものがずらり。苦労してたどり着くのは修験道のようなイメージもわいてくる。ここまでで汗だくになる。2月下旬とはいえほぼ普通の山登りなので、タオルと替えの下着くらい持ってくればよかったと後悔。本堂がある場所からさらに山の頂上を目指す道もあり、奥の院がある。以前奥の院までいったときには、パワースポットの雰囲気だった。地球のエネルギーがそこを通過するような。昔の逸話も満載で、歴史も楽しめる場所だが、ほぼ歩くのが今回の巡礼の目的なので、お寺さんにはあまり長いすることなく、般若心経を唱え納経して10分ほどで後にする。
この日はここからが大変。32番を目指すのだが、大日峠コースを行く予定なのでとりあえず栗尾のバス停にもどって12:26のバスを待つ。待つ間に池袋で買っておいたコンビニおむすび3個食べる。普通だと3個も食べるとかなりおなか一杯になるが、エネルギーを必要とするこの日は余裕で消化。おまけにチョコレートでくつろぐ。天気も良く、静かでのんびりした景色に解脱の境地へと至った。
0コメント